2016年に始めたブログが、200記事目を迎えました✨
前回は100記事目にまとめとして書きました。
今回は趣向を変えて、私の睡蓮ストーリーを書こうと思います。
ハワイアンゴールド2番花
これまで睡蓮は長い事育ててきました。
私の睡蓮歴はかなり長く、小学生の時には夏頃に園芸店に並ぶ睡蓮を買ってもらっていました。
まぁかな〜り前です。
その頃は、睡蓮の品種という品種は明示されていなくて、睡蓮白とか、睡蓮赤なんて表記の物しかありませんでした。
今の様にホームセンターもあまりなく、園芸店で夏になると並ぶという感じ。
その頃の私には熱帯睡蓮と耐寒性睡蓮の区別はなく、いつもブルーの睡蓮を買ってもらっていたのです。
ブルーの睡蓮=熱帯睡蓮だったので、そのままでは冬越し出来ないのです。
次の年にはなくなってしまう植物、という事で毎年買ってもらっていました。
それがある年に赤い睡蓮を買ってもらったのです。
それが次の年の春に水槽の中で葉を出していたのです。
そして、夏に花が一つ咲きました。
次の年も、葉が出て花が一つ。
毎年何もせずに一つだけ咲いていました。
長い事その環境でその睡蓮は生育していました。
その頃はインターネットなどはなく、調べるのは本でした。
なかなか睡蓮の本はなく、親が定期購読していた「趣味の園芸」で数ページ書いてある程度でした。
(それでも当時は蓮の方が興味が強かった)
その後はティーンになり、部活や楽しい事ばかりの毎日になり、睡蓮や植物の世界から少し遠くなりました。
そして、学生時代にアルバイトをして再び植物が私の世界に現れました。
そこでは植物を扱っていて、私は当たり前の様に植物の名前も育て方も知っていて、それが当たり前だと思っていたら、一緒に働いていたバイト友達が、
「それは当たり前じゃないよ。そういうのを生かしたら良いんじゃない?」
と言われて、衝撃を受けたのです。
そしてその友人は留学へ旅立って行きました。
私はバイトをしながら何もしたい事がなく、周りの友人たちの様にやりたい事がなかったのでした。
そして、ある時その留学した友人を訪ねて海外へ遊びに行きました。
空港に着いて友人が迎えに来てくれ、街を車で走っていると、植物ばかりに感激する私に、
「それだよ、やっぱり」と友人は言いました。
そして、ふらりと寄った本屋で睡蓮の本を見つけたのです。
私はちょっと感動して、その本を買いました。
その時買った本。睡蓮だけでなく水生植物を扱う本でした。
英語で書かれた園芸書は初めてです。
わからない箇所を辞書(!)で引き引き、理解して行きました。
すると、どうやら我が家の睡蓮は耐寒性睡蓮ってやつで、根茎があると言うのが分かりました。
そして、10年以上水槽の中で育っていた睡蓮を引っ張り出してみました。
本に書かれている様に管理するとたくさん花が咲く様になりました。
面白くなった私はいくつか睡蓮を育て始めました。
その頃に育てていたお気に入りは、コロラドとスノープリンセス。
どちらも花上がり良く、毎年たくさんの花が咲きました。
コロラドは色、花型、葉の斑の入り方と共に大好きな睡蓮でした。
温帯スイレン コロラド宮川園芸さんのサイトより
そして現在育てているハワイアンゴールドに繋がります。
2つの品種に共通する品種は、交配種にメキシカーナが使われている事。
アメリカ南部からメキシコにかけて分布している原種で、黄色い花が咲きます。
育てた事はないですが、とても生育旺盛で花も美しい事からたくさんの品種作出に貢献しています。
(でもメキシカーナは好きじゃないという😆)
このメキシカーナ系睡蓮と共に、好きなのがヒツジグサです。
ヒツジグサは日本が原産の睡蓮です。
(日本だけでなく、ヨーロッパ、北米、インドなど広範囲に分布している)
Nymphaea tetragona という学名は1番始めに覚えた睡蓮の学名です。
小型の睡蓮で、姫睡蓮作出に関わっている品種です。
スノープリンセスをなかなか手に入らないヒツジグサの代わりに育てていましたが、
スノープリンセスもとても生育良く美しい睡蓮で気に入っていました。
近年、再び睡蓮熱が上がり、観察を続けていますが、この頃、憧れのヒツジグサを一度は育ててみたいなぁ〜と思うようになりました。
生息地はかなり減っているようですが、長野県のとある湖でそれらしき葉を見たことがあります。
あぁいつか出会いたいなぁ〜と思っています。
年月を経てたくさんの品種よりも好きな品種、過度に手がかからないものへと育てるものが変化しています。
↓祝初開花のオドラータ🎊
これからも自分のペースで観察を続けて参ります🌟
お読み下さりありがとうございました☺️